アートメイクは芸能人やおしゃれに敏感な方に話題の美容方法として注目されています。アートメイクとは皮膚の浅い位置に色素を入れる技術です。
メイクをしているときと同じような色やラインを眉毛や目、唇などに入れることができます。水や汗などでは落ちにくい特徴があります。いつでもどこでもメイク時のはっきりとした顔立ちでいられるので素顔に自信がもてると評判になっています。ここではアートメイクについてさらに詳しくご紹介いたします。
アートメイクとはどんなもの?
アートメイクとは、皮膚の下0.01mm~0.03mmの位置に専用のニードル(針)を用いて色素を入れて、メイクをしたときのような美しいパーツに仕上げる技術です。
皮膚のごく浅い部分に施術をするため、1回の施術ではすぐには色素が定着しにくいといえます。
間隔をあけて2~3回ほどの施術をするとしっかりと色が入ります。アートメイクは一般的に2~3年程持つと言われていますが、持ちがいい方の場合は5年程度持つこともあります。
つまり数年間は素顔に自信が持てるようになり、メイクが簡単になってメイク時間が短縮されます。汗をかく機会や水に濡れる機会が多い方や、眉やまつ毛などの毛が薄く素顔に自信がない方などには最適な美容方法だと言えます。
アートメイクの場合、麻酔クリームを使用することで麻酔が効いた状態で施術ができるため、強い痛みを感じるということは少ない傾向です。
毛を抜くときのようなチクッとした痛みのようだと表現する方もいますが、まったく感じなかったという方もいて痛みの感じ方は人それぞれです。
眉尻よりも眉頭の方が敏感に感じるなど、施術箇所によっても痛みを感じる部分に違いがあります。
アートメイクは一生消えないものなの?
薄くなっていく
アートメイクは刺青(いれずみ)に近い技術です。刺青は真皮や皮下組織の深い部分まで色素を入れます。それに対しアートメイクは皮膚のかなり浅い部分に色素を入れるという違いがあります。刺青の場合は一生肌に色が残ってしまいますが、アートメイクの場合は表皮が新陳代謝をすることによって、数年で次第に薄くなるという特徴を持っているのです。
メンテナンス
アートメイクをいつまでもきれいな色でキープするためには、何年かに1度はメンテナンスをする必要があります。
アートメイクはすぐに色が薄くなってしまうというものではありません。初めてアートメイクをされる方の場合は、最初は流行にあまり左右されない自然な形や色のアートメイクにするといいでしょう。
アートメイクの施術の流れについて
それではアートメイクの施術の流れについて簡単にご説明しましょう。
カウンセリング
はじめに、施術の前にカウンセリングを行います。そのときにどの部分にどのようなデザインでアートメイクをするのかを決めていきます。
デザイン
ペンシルなどを使って完成後のイメージを実際に顔に描いてもらいます。理想の形が必ずしもその方に似合うとはかぎらないので、プロの意見を聞きながら十分に納得のいくまで話し合いましょう。
麻酔
カウンセリング終了後は、施術時の痛みを軽減する麻酔クリームを施術部分に塗布します。15分程で麻酔クリームが効いてきたら、いよいよ施術開始です。
施術
施術方法は機械彫りと手彫りの2種類あります。機械彫りの場合は、施術者の技術にあまり左右されずに均一に仕上がります。手彫りの場合は機械彫りよりも自然なラインや毛並みを作ることができますが、施術者の技術力が必要になります。施術直後は皮膚に熱を持っているため、しっかりとクールダウンを行うために冷やします。
施術後
初めはかなり濃い色に仕上がっていますが、1週間程で色が定着し、落ち着いてきます。施術後1週間程度は皮膚を強くこするなどの行為は避け、乾燥しないように保湿を心がけます。また、大量に汗をかくことはなるべく控えるようにしましょう。
メンテナンス
施術は同じ部分を2~3回ほど行うと色がきちんと定着します。施術の間隔はすぐに行うのではなく、およそ3週間から1カ月程度の日にちをあけてから行うといいでしょう。