アートメイクコラム

アートメイクは難しい?意外と知らない技術のお話

日本にアートメイクの技術が普及し始めたのは1997年ごろといわれています。

当時の技術と比べると現代のアートメイクは驚くほど発展してきました。

アートメイクの技術はまだまだこれからも発展する可能性があります。

そこで、ここではアートメイクの技術という面にスポットをあてて、お話しいたします。

手彫りアートメイクの技術進歩について

眉毛のアートメイクといえば日本にアートメイクの技術が入ってきた当初はアイブロウペンシルで書いたようなベタっとした塗り方のものが主流でした。

現代はベタ塗りよりも、より自然な毛並みを表現しながら色を入れる技術や色に変化をつけて、より立体的な眉毛に見せる技術の人気が高まってきています。

このようなアートメイクは機械彫りではなく、手彫りで1つ1つ毛並みを作っていくことが一般的です。

自然な眉毛そのものに見えるため、女性だけでなく薄毛眉に悩む男性からの需要も高まっています。

手彫りの場合は技術者によって仕上がりに多少の違いが出てきますので、好みの仕上がりができる施術者を選ぶことが大切です。

アートメイクに使われている色素の技術進歩について

アートメイクで使われている色素も次第に安心安全なものへと進歩してきています。

以前、アートメイクに使われている色素には鉱物が含有されているものがありました。

そのため、MRI検査を行った際に検査機械がその鉱物に反応してしまい間違った検査結果やアートメイクした部分が腫れたり、やけどをしたりするなどのトラブル事例が発生することもありました。

それゆえに普及当時はアートメイクをした方がMRI検査を受けることができない場合もあったのです。

近年使用されている色素は、非常に細かく皮膚に優しい植物性由来の天然色素を使うことが多い傾向ですので、そういったトラブル事例は見られなくなってきています。

また以前の色素は経年による色の変化がみられ赤っぽい色や青っぽい色などに変色してしまうことも多々ありました。
現代の色素はそのような色の変化にも強くいつまでも施術したままのきれいな色を肌に残すことができます。

現在のアートメイクはさまざまな部分に対応

現代のアートメイクといえば眉毛やアイラインの施術が主流ですが、ほかにもさまざまな部分にアートメイクが可能になってきました。

眉毛やアイライナーの次に人気があるアートメイクといえば唇です。

近年は唇のアートメイクにも立体的に見せる色の技術が使われていて、ふっくらとしたグラマラスな唇の表現ができます。

ほかにもアイシャドゥやチーク、ほくろ、乳首、乳輪などにアートメイクを施すことができ、さまざまなコンプレックス解消に役立っています。

また医療的治療の面からもアートメイクの技術向上が垣間見えます。

「傷跡」「やけど」「尋常性白斑」「重度の血管腫」「雀卵斑」「タトゥー消し」などに対して、アートメイクで疾患部分を周囲の皮膚と同じ色にすることが可能です。さらに傷跡が原因でその部分に毛が生えなくなってしまった頭皮や眉毛などに、アートメイクでその部分に毛が生えているかのように見せることもできます。

このようにアートメイクの技術は普及当時と比べると格段に進歩してきました。これからもさらなる技術の向上が期待できるでしょう。

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