アートメイクは専用針を皮膚に刺しながら色素を入れていく技術です。
そのため、「アートメイクは痛いの?」と心配する声を聞くことがあります。
では、アートメイク経験者は術中、術後をどのように感じているのでしょうか。
アートメイクの術中は痛いの?痛くないの?
痛みの感じ方は人それぞれ
アートメイク経験者の実際の声を聞くと、術中は「痛いがガマンできないほどではなかった」、「毛抜きで毛を抜かれているような感じ」、「チクチクする感じがした」、「くすぐったかった」、「皮膚を押されているような感じがした」など、感じ方は人によってさまざまです。
麻酔クリームで痛みを軽減
ほとんどのサロンやクリニックでは、アートメイクの術前にクリーム状の麻酔薬を塗ります。
人によって麻酔が効いてくるまでの時間には多少の差があるため、十分に麻酔が効いているのを確認してから施術を開始します。
麻酔が問題なく効いていれば痛みは感じないか、かなり軽減された状態になるでしょう。もしも麻酔の効き目が不十分であるようなら、麻酔クリームを追加することも可能です。
痛いと感じた場合は、遠慮せずに施術者と相談してみてください。
施術方法や施術部位によって痛みの感じ方は違う?
機械彫りと手彫りの違い
一般的に機械彫りの方が一定のリズムで針が刺し込まれるため、手彫りの不規則な動きよりも痛みが少ないといわれています。
アートメイク未経験者で特に痛みに敏感だと思う人は、まずは機械彫りからトライしてみましょう。
施術回数の違い
最初の施術は緊張や不安で特に痛みに敏感になりがちです。
そのような人でも施術回数を重ねることで慣れてきて、次第に痛みを感じにくくなってくる可能性があります。
施術部位の違い
「アイラインや唇のアートメイクは眉毛よりも痛みを感じた」、「眉頭は眉尻よりも痛みが強い感じ」など、アートメイクの施術部位によって痛みの感じ方が違うという感想を多く聞きます。
一般的に皮膚の薄い部分や粘膜の部分は、痛みを敏感に感じ取りやすいという傾向があります。
アートメイクの術後の痛み対策は?
術後の痛みと腫れ
アートメイクの施術が終わると、患部が熱を持つので、冷やしながらクールダウンを行います。
しっかり冷やすことで麻酔が切れたあとの痛みが軽減し、腫れを抑えることができます。
この段階での痛みはまったく感じないか、痛みがあっても軽いケガ程度だったという声が大多数です。
アイラインや唇のようなデリケートな部位にアートメイクを施した場合は、自宅に帰ってから腫れが出てくることもあります。
腫れや痛みが気になる場合は、自宅でも清潔な冷たいタオルなどで患部を十分に冷やしましょう。
飲酒や激しいスポーツ、多量の水分摂取は腫れの原因となるため、施術当日は厳禁です。洗顔やスキンケアも患部を避けるようにして行いましょう。
施術ケアと患部の状態
術後1週間ほどは、ワセリンやビタミンA+D軟膏などを塗って傷口を保湿する必要があります。
このケアをしないとガサガサのかさぶたができてしまい、かさぶたが落ちると同時にアートメイクの色素も落ちて色がまだらに残ってしまう可能性があります。
傷口が完全にふさがり、かさぶたが落ちるまでは刺激の強いマッサージやパック、ピーリングなどは控えましょう。通常のメイクは施術部位以外であれば施術直後から可能です。
しかし、施術部位のメイクは雑菌の侵入を防ぐためにも1週間程度は避けた方がいいでしょう。
もしも1週間を経過しても痛みが残る、腫れが引かないようであれば、施術先のサロンに相談するか、医療機関を受診するようにしてください。